小川環境研究所の測定・試験法
他社(売り手側)の廃液を自社(買い手側)の活性汚泥で処理する場合、自社の活性汚泥が他社の廃液成分に馴養していないことが多いため、目的どおりの処理できるかどうかは、通常自社の活性汚泥を使った確認試験が必要になります。
売り手側が廃液を登録する段階では、買い手側は不明なので、上記試験は、売り手側の活性汚泥か下水基質の活性汚泥を使ってテストします。これらのテスト結果は、買い手側の活性汚泥が馴養すれば到達できる処理性能になるので、買い手側が有効利用できるかどうかの、有力な判断材料になります。
目的どおりに処理されるためのデータには、通常の廃液のBODやCODなどの分析項目に加え、
①急性阻害性はないか
②蓄積性阻害性はないか
③想定される運転条件で、BODの除去率?
④想定される運転条件で、COD(TOC)の除去率?
⑤汚泥の活性(処理能力)に悪い影響はないか
などの情報が必要です。
サイト運営者と提携関係にある株式会社小川環境研究所では、①~⑤を一括測定評価する試験を提供しています。
小川環境研究所の標準的な試験方法は、同じ仕様の培養槽を持つ他連培養試験機と汚泥の活性や原水の分解性を測定するTSチェッカーを使って、同じ運転条件で比較培養試験を行います。

以下、「回収メタノール(不純物としてその他溶剤成分を数%含む)が純正メタノールの代用と
して活用できるか」を例に試験法の説明です。
テスト汚泥は、活用先の活性汚泥を使用し、
培養原水Aを、通常原水+純正メタノールを想定する比率で混合
培養原水Bを、通常原水+回収メタノールを想定する比率で混合
No.1培養槽:培養原水Aを実機と同じ負荷相当で培養(比較対照)
No.2培養槽:培養原水Bを実機と同じ負荷相当で培養(試験区)
上記条件で1週間培養し、培養終了後、
①処理水水質(BOD/COD/TOC)を測定
②培養処理後の汚泥をTSチェッカーで、汚泥の活性、原水の分解性、などを測定
No.1、No.2の測定値を比較し、代用した場合の影響を評価。
下記の測定結果の場合、処理水は同等、汚泥の活性も同等なので、
「回収メタノールは不純物の悪影響もなく、純正メタノールの代用として活用できる」の評価
になります。

■廃液分析
基本分析パック(pH、BOD、COD、TOC、EC、SSの5項目):25,000円(消費税抜き)
■活性汚泥適合試験
上記例の試験の場合(テスト水準2(比較対照と試験区)、培養日数1週間)
試験費用:一式 180,000円(消費税抜き)~ ・・・分析項目の要望数などで変わります。
蓄積阻害性試験、生物脱窒用の適合試験なども可能です。「小川環境研究所ホームぺージ」の
「メールでのお問い合わせ」から問い合わせてください。